「70歳まで働かせる社会って、本当に幸せなの?」
そもそも「70歳まで働かされることって、本当に幸せなのか」という素朴な疑問の声も多かった。
「大半の企業では役職定年が存在し、55歳前後で役職を外されます。出世する見込みも給料が上がる見込みもない状態で、そこから15年働く。これは本当に幸せな未来なのか? 70歳まで働き続けるのが当たり前な社会は、多くの人にとって苦痛でしかないように思う。国が率先して動くべきは、人生100年時代を見すえて、労働資本だけの生き方で導こうとするのではなく、金融資本で豊かな老後を築く社会へ導くことも検討すべきです。高齢者が本当に安心して資産を預けることのできる金融商品の開発を金融機関に指導するなど、資産形成を有利にする制度改革をいっそう検討すべきだ」
「年をとってまで働きたくない。体はいうことをきかなくなるし、キツいだけ。老後はのんびり暮らさせてください。年寄りを働かせて、年金を少しでも支払いたくないのが見え見え。年金がないのはわかるけど、もっと子どもを増やす対策を考えてください」
「ずさんな年金のツケだ。はっきり言って残された人生をゆっくりとしたい。20歳ごろからがむしゃらに働き、人生の大半を仕事に費やした。気がついたら寝たきりになるより、身体が動くうちに、人生を謳歌したい。たった一度の人生を仕事だけで終えていいのか? なんか寂しくなってきたよ」