男性社員の「年1回の楽しみ」消える? バレンタイン、職場の「義理チョコ」は禁止すべきか

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   2月の「ビッグイベント」の一つ、バレンタインデーを目前に控えてデパートなどでは特設売り場を設けてチョコレート商戦が繰り広げられている。近年では、女性従業員の負担になるからと職場で「禁止」が通達されたり、女性が「自分へのごほうび」として買ったりと、チョコレート・ギフトのトレンドが様変わりしている。

   そうしたなか、会社に勤める女性らにいわゆる「義理チョコ」について聞いたところ、職場での「禁止」に5割の女性が賛意を示していることがわかった。

  • バレンタインデーの義理チョコ、女性の半数以上は「禁止」賛成
    バレンタインデーの義理チョコ、女性の半数以上は「禁止」賛成
  • バレンタインデーの義理チョコ、女性の半数以上は「禁止」賛成

「お返しを準備するのが面倒だと思う」

   調査は、ライフプラン相談・保険相談サービス「ほけんROOM(ルーム)」を運営するWizleap(ウィズリープ)が実施した。それによると、「職場で義理チョコ・クッキーの配布を禁止することについてどう思うか」と聞いたところ、女性の31.22%が「賛成」と回答。「どちらかと言うと賛成」の19.32%と合わせて5割以上が賛意を示した。

   寄せられた声には、

「会社でお歳暮やお中元をおくり合うのもやめつつある時代だし、バレンタインという業務上なんの役に立たない贈りものは要らないから」
「あげるほうも面倒だし、もらったほうもお返しを準備するのが面倒だと思う」

などがあった。

   一方、禁止に「反対」の女性は4.33%。「どちらかと言うと反対」の10.05%と合わせて約15%だった。

「上から決めつけられるのもヘン」
「会社側が制限することではないと思う。経費で購入しているわけでもないし、言われる筋合いもない」

といった反発の声が聞かれた。

   また、賛否の問いに対する男性の態度はどうか――。禁止に「賛成」は19.95%で、「どちらかと言うと賛成」が17.00%。合わせて約37%で、男性のほうが禁止に消極的といえそう。「反対」は14.29%、「どちらかと言うと反対」は16.26%で、合わせて約30%だった。

   禁止「反対」派の男性からは、

「年1回の楽しみ」
「渡す渡さないは自由」

などの意見が寄せられた。

   ちなみに、調査では女性に「職場ではバレンタインのチョコやクッキーを渡すか」聞いたところ、37.9%が「渡す」と回答。21.95%が「渡すかもしれない」と答えた。40.34%が「渡すつもりはない」という。

   「渡す」と答えた人に「渡すのは面倒か?」と聞いたところ、「正直面倒」が33.85%、「少し面倒」が28.17%、「あまり面倒ではない」は19.12%だった。

   なお調査は、2020年1月29日にインターネットを使って会社に勤める1053人に聞いた。このうち女性は647人、男性406人。1月31日の発表。

姉妹サイト