投資信託は基準価額が安い商品が「いい」わけじゃない? 肝心なのはココだ!

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基準価額の水準自体に、優劣はありません。

   たとえば、2つの架空のファンドがあるとします。ともに、日本株式を投資対象にしており、偶然にもまったく同じ銘柄に、まったく同じ比率で投資しているとしましょう。

   ファンドAの基準価額は1万5000円、ファンドBは5000円です。

「ファンドAとB、どちらに魅力を感じますか」

   1か月後。ファンドAとBが投資する日本株式が10%値上がりしたとしましょう。基準価額はというと、ファンドAは1万6500円、ファンドBは5500円に値上がりします。投資対象資産が10%上がったら、基準価額も10%上がるだけ。つまり、「AとB、どちらを買い付けても同じだけ上昇する」わけです。

 投資対象の変動率と投信の変動率とは、その投信の投資目的やインデックスファンドかどうかなどの商品性のほか、さまざまな理由によって異なリます。また、投資金額がいくらになっているかどうかについては、税金や手数料などのコストを考慮していません。

   基準価額が、ある時点からの変化率を測ったものにすぎないことが、わかると思います。大切なのは、基準価額の水準ではなく、「投資の対象資産(ここでは日本株)がどれだけ上がったか」なのです。

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