メルマガやSNSで仕事の募集が拾える?
勤務先の会社などで経験があるものはそのまま応用できるし、直接に経験がなくても知識があれば、グーグルなどのウェブサービスや無料のアプリなどを使って処理できるものが多く、クラウドソーシングサービスを利用しての発注ができる。
専門の会社では高額になりがちなサービスを、安価で提供できるので需要を掘り起こせる可能性が高い。
もちろん、待っているだけで仕事の依頼が舞い込むほどイージーではない。仕事の継続のためには「信頼関係を深める」必要があり、そのためのコミュニケーションとして著者は、
「地味な起業の仕事=出会いの人数×信頼関係の深さ×提案数」
という方程式を紹介している。
「出会いの人数」を増やすには、リアルイベントやオンラインサロンに参加し、積極的に話しかけることが求められる。
また、興味を持てるメールマガジンやSNSのフォローも、地味な起業には相性の良い営業方法という。丹念にチェックしていると、仕事の募集が拾えるそうだ。
本書には、著者の講座などをきっかけに起業、副業にトライした人たちの成功レポートがところどころに「コラム」として挟み込まれており、こちらも興味深い。
「僕たちは、地味な起業で食っていく。」
田中祐一著
SBクリエイティブ
税別1400円