「三木谷さん、アマゾンも運送会社と交渉していろいろ苦労しているよ」
「送料無料」をうたうからには、楽天自身も汗をかいて、運送会社と交渉すべきだという意見が圧倒的に多かった。
「アマゾンに負けている部分が送料なら、楽天が窓口になって佐川なり、ヤマトなりに送料交渉すればいいのよ。個人商店がいくら頑張っても人手不足を大義名分に運送会社の強いこと強いこと。三木谷さん、アマゾンさんも運送会社の件ではいろいろ苦労していますよ。あなたも少しは自分で苦労すべきでは?」
「三木谷さんこそ時代錯誤。そもそも送料無料って時代を逆走しているよ。通販の荷物は増えている。ドライバーは減っている。流通関係をちょっとでもかじっていれば、運送費の高騰はわかるなず。疑問なのは、なぜ楽天は、懐を痛めない、汗もかかないで、流通業者との交渉を立場が弱い出店者に負わせるのか。出店している会社が痛手になるのは、明確なはずだ。結局、出品価格の高騰に跳ね上がり、出店者も楽天も共倒れになると思うけどね」
「自分は元出店者でしたが、出展料やらロイヤリティやらサイト利用料やら抜かれて原価が6から7掛けの商品を販売。確かに、楽天サイトは売れたが赤字続きで結局は撤退。送料無料が競争力を生むというなら、配送会社など必要ない。運んでもらうためには、そこにもサービス料は発生する。ただ箱にぶち込んで発送するわけじゃない。ラッピングをしたり梱包材を入れたり、発送するにも商品の他に人件費に資材費もかかる。それを出店者に負担させて、楽天には痛みがないのはどういうこと?」
「運賃まで決めちゃうのはいけないね。運賃って価格じゃなくて、大きさと重さと距離で決まる。4000円で160サイズのものを離島までの運賃無料にしたら、大赤字になりませんか?」
「『無料にする分の送料は楽天が負担する』というのであれば、素晴らしいサービスと思います」