【日韓経済戦争】また「日本車いじめ」が始まる!? ロシア向けトヨタ車の放射線基準オーバーを問題視する韓国

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   ようやく日本車の不買運動が収まりつつある韓国で、トヨタ自動車が思わぬピンチに陥っている。ロシア向けの輸出車の中に、放射線検査で基準値をオーバーした車両が1台だけ出たのだ。

   これを問題視したのが、当のロシアではなく韓国だった。さっそく韓国に輸入されるトヨタ車を集中的に検査することになった。

   トヨタ車だけにとどまらず、全日本車に波及する可能性もまったくないとはいえない。いったい日本車はどうなるのか。韓国紙で読み解くと――。

  • トヨタ車の「放射線検査」を伝える聯合ニュース(2020年1月30日付)
    トヨタ車の「放射線検査」を伝える聯合ニュース(2020年1月30日付)
  • トヨタ車の「放射線検査」を伝える聯合ニュース(2020年1月30日付)

発端はロシアメディアのほんの数行の記事だった

   ひょっとしたらすべての日本車まで影響を受けるかもしれないと、におわすのは、聯合ニュース(2020年1月30日付)「トヨタ車の放射線量検査強化へ 全ての日本車への拡大は未定=韓国」だ。

「ロシア極東ウラジオストクに輸出されたトヨタ自動車の乗用車から基準値を超える放射性物質が検出されたことを受け、韓国関税庁が同社の車両について、放射線量検査を強化する貨物品目に指定したことが分かった。韓国政府関係者が1月30日、明らかにした」

   トヨタ車から基準値を超える放射性物質が検出されたという情報の元になっているのは、ロシアメディアのスプトニクニュース(2020年1月21日付)の、次のような短い記事だ。

「ウラジオストクの税関は、日本から到着した船の船内で3年ぶりに放射能汚染車を発見したと発表した。税関職員は、トヨタプリウス・ハイブリッドからベータ線の放射線を検出した。税関によると、日本の福島第一原子力発電所事故後、2011年4月から2017年6月までに放射能汚染された875物品が見つかった。過去3年間、放射能汚染車は確認されていなかった。今回のケースは、事故の影響が完全になくなっていなかったことを物語っている。車両は日本へ返送される」

というものだ。全文5~6行のこの記事には、放射線が基準値よりどのくらいオーバーしているかなどは明らかではない。しかし、この記事が聯合ニュースで報じられるや、韓国政府は敏感に反応したのだった。

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