世界中でバズっている「quarantine」! コロナウイルスについて英語で話そう(井津川倫子)

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世界中でバズっている「隔離」の語源

   中国の武漢市は、英語では「Wuhan」です。発音は「ウーハン」で通じるでしょう。コロナウイルスの発祥源とされていますが、「発祥源」「epicenter」を使うようです。震源地という意味で、地震の「震源地」としてもよく目にする単語です。

Wuhan is the epicenter of coronavirus
(武漢はコロナウイルスの発祥源だ)
epicenter:発祥源、震源地

   さらに詳しい情報を付け加えてみましょう。

The city of Wuhan has effectively been sealed off
(武漢の町は効率的に封鎖されている)
be sealed off:封鎖される

   世界各国が、武漢から自国民の救出を始めました。米国やフランス、英国では帰国者を一定期間隔離するとしています。

British citizens flown out of Wuhan will be quarantined for 14 days
(武漢から帰国した英国人は、14日間隔離される予定だ)
be quarantined:隔離される

   じつは、この「quarantine」という英単語、その語源がネット上で話題になっています。「疫病などから隔離する(動詞)」「隔離、検疫(名詞)」という意味です。ふだんはあまり目にしない単語ですが、今回ばかりは大活躍。もともとは「40日間」を意味するイタリア語で、その昔、疫病にかかった船舶は40日間隔離されていたことに由来するとか。

   コロナウイルスをめぐっては、中国客の減少を懸念して企業の株価が下がったり、各国で中国人やアジア人を対象に差別的な行動が問題視されたりするなど、その影響力は広がる一方です。海外メディアをウオッチすればするほど、中国の影響力の大きさと、世界の脆弱さを改めて痛感させられます。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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