35歳以上のミドル求人、2020年も増加見込み 若手の人材不足で枠が拡大

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   2020年は35歳以上のミドル求人が増える――。人材サービス大手のエン・ジャパンの調査で、転職コンサルタントの66%がそう考えていることがわかった。

   同社が運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」で、このサイトを利用している転職コンサルタントを対象に聞いた。

  • 転職意欲高まるミドルに2020年は引き続きチャンス
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「IT・インターネット」系、「中堅・中小企業」で求人増

   調査によると、転職意欲が高い「35歳以上のミドル」について「2020年の募集動向の変化」について聞いたところ、66%が「増える」と回答。その理由(複数回答)の第1位は「若手人材の不足により採用人材の年齢幅を広げざるを得ないため」(74%)で、少子高齢化の影響による若手人材の不足が背景と考えられる。

   理由の2位は「既存事業拡大に伴う、経験者募集が増えているため」(35%)、次いで「新規事業立ち上げに伴う、経験者募集が増えているため」(32%)で、グローバル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)などにより採用枠の拡大も見込まれるようだ。

   ミドルを対象とした求人募集が増えると見込まれる「企業タイプ」は、「中堅・中小企業」が82%で最多。

   回答者のコンサルタントからは、

「中堅・中小企業には成長の余地が十分にある。今後、成長スピードの加速に合わせて、即戦力のニーズが高まると思う」
「組織づくりを行なっている企業が非常に多い」

   などの意見が寄せられた。

   業種でみると、最も多かったのは「IT・インターネット」で49%。

「新しいビジネスが生まれやすい業界だから」
「市場成長率が高く幅広い職種での増員が見込まれている」

   という声が聞かれた。

   エン・ジャパンによると、2019年の「ミドルの転職」の掲載求人数は前年比で17%増を記録。引き続き増加傾向にあるという。

   なお、調査は2019年12月17日~22日に実施。116人のコンサルタントから回答を得た。エン・ジャパンが2020年1月17日に発表した。

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