2020年1月22日に発覚した俳優の東出昌大さん(31)と女優の唐田えりかさん(22)の不倫問題。隣の韓国に一気に伝わり、日本に負けないくらいに韓国メディアが大騒ぎをしている。
韓国大型ポータルサイトNAVER(ネイバー)のリアルタイム検索語1位に、「唐田えりか」の名前がダントツで浮上した。
唐田えりかさんは、韓国で人気上昇中の女優なのだ。しかも韓国はつい最近まで「姦通罪」があり、日本以上に厳しい「不倫御法度」の国。その大騒ぎぶりを韓国紙で読み解くと――。
韓国三大紙の中央日報まで1日4本も「唐田えりか」記事
韓国メディアが、唐田えりかさんの不倫問題にいかにショックを受けたか。日本でいえば、朝日・読売・毎日新聞のような韓国三大紙にあたる、お堅い中央日報の報道ぶりを見てもよくわかる。なんと中央日報は、不倫が日本で報じられた翌日の2020年1月23日付だけでも、次の4本の記事を立て続けに掲載した。
「唐田えりか、不倫事実が韓国でも大きな関心...大手ポータルサイト検索語1位」
「不倫で韓日を騒がせた唐田えりか、韓国ではどのような活動をしたのか」
「『不倫物議』唐田えりかの韓国所属事務所も謝罪」
「韓国にもファンの多い唐田えりか、不倫事実を認める...当時未成年でさらなる論争に」
それにしても、唐田えりかさんがなぜ韓国でこれほど注目される人気女優になったのか。中央日報(1月23日付)「不倫で韓日を騒がせた唐田えりか、韓国ではどのような活動をしたのか」が、簡潔に韓国での活動の経緯を伝える。
「唐田えりかは2017年12月、韓国の4人組グループBrown Eyed Soulのメインボーカル、ナオルのミュージックビデオ『Emptiness In Memory』に出演することで顔を知られた。ナオルは、韓国最高の歌手と認められている存在だ。同時にBHエンターテインメントと専属契約を締結、韓国活動に拍車をかけた。BHエンターテインメントは、韓国ナンバーワンの俳優、イ・ビョンホンも所属する大手芸能プロダクションだ。そして、2019年に放送された韓国テレビドラマ『アスダル年代記』にモモ族のカリカ役に登場して一躍人気を得た」
「アスダル年代記」とは、Netflix(ネットフリックス)で放映された韓国版大河ドラマのような歴史劇だ。全18話で、謎に包まれた神秘の古代大陸アスが舞台。その中心都市アスダルに権力抗争が勃発する。さらにそれが周辺の部族戦争を引き起こして......というスペクタクルドラマ。
唐田えりかさんは、ドラマ中盤にモモ族という戦闘的な部族の女性首長役で登場、部族の先頭に立って戦う、美しくも勇ましいシーンで韓国中をとりこにした。