いやはや、驚きました。小泉進次郎環境相(38)が第1子誕生後に「育児休暇」を取得するというニュースに、海外メディアが一斉に飛びついたのです!
まるで、世界の注目を集めた日産自動車のカルロス・ゴーン前会長のお株を奪うような進次郎大臣の露出ぶり。しかも、日本では炎上ぎみのこの話題、今のところ海外では好意的に受けとめられているようです。
なぜ、「進次郎大臣の育休」が、海外でトップニュースになるのでしょうか? その理由を探ってみると「意外な事実」が見えてきました。
スター大臣の歴史を変える育休
世界の注目を集めたカルロス・ゴーン氏から「主役」の座を奪うように、一夜明けると進次郎大臣が海外メディアの話題をさらっていました!
欧米メディアはもちろん、アジアや中東のメディアも「進次郎大臣の育休」に大注目です!
なぜ進次郎大臣の、なかばプライベートな話題がここまで大きなニュースになるのでしょう? 先日、マドリードで開催されたCOP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)では、進次郎大臣の言動がまったく関心を集めなかっただけに、その格差に驚きますが、海外報道の見出しをみると、その理由が伝わってきます。
Japan minister's paternity leave challenges work pressure
(日本の大臣の育休が、職場のプレッシャーに異議を唱える:英国BBC)
paternity leave:父親の育児休業
challenge:挑戦する、異議を唱える
Japan minister Shinjiro Koizumi to take paternity leave, aims to be role model for working dad
(日本の小泉進次郎大臣が、働く父親のロールモデルになることを目指して育休を取る:シンガポールのThe Straits Times)
aims to:~を目指して
role model:ロールモデル
Japan cabinet star set to make history with paternity leave
(日本政府のスターが、育休で歴史を変えようとしている:Bloomberg通信社)
make history with :~で歴史を変える、歴史を作る
どの報道も、進次郎大臣が日本の現職大臣として初めて育休を取ることを紹介し、「国民的人気を誇る小泉純一郎元首相の次男」であり、「若者を中心に影響力がある」進次郎大臣が育休を取ることが、ワーカホリックな日本人の働き方に影響を与えるだろうと報じています。
なるほど、進次郎大臣に注目しているというよりも、その影響力に期待をして「好意的」な報道になっているようです。