「テザー」の時価総額は4000億円超!
代表的なステーブルコインに、米ドルを担保とする「テザー(USDT)」があります。このテザーの時価総額は4000億円以上もあり、仮想通貨の時価総額においてリップル(XRP)に次ぐ第4位に位置しています。
テザーは仮想通貨の下落時には、避難通貨の役割を担っています。そのため、BTC/USDTなどのテザー建ての通貨ペアの取引が人気であり、売買代金はビットコインを抜いて仮想通貨でトップとなっています。
そんなテザーの人気を受けて、ステーブルコインは続々と誕生しています。特に米ドルを担保としたモノが多く、米国規制当局の承認を受けている「ジェミニドル(Gemini Dollar)」や「パクソス(Paxos)」などもあります。
またロシアでは、中央銀行がステーブルコインについてテストしており、大手仮想通貨取引所のバイナンスは英ポンドを裏付けとする「バイナンスGBP」を提供 しています。
日本円を担保としたステーブルコインも発行の準備がされており、GMOインターネットは昨年12月23日に、「GYEN(GMO Japanese YEN)」を2020年上半期に提供開始予定であると発表しています。
おそらく2年前はテザーだけだったと思われるステーブルコインですが、続々と誕生しており、2020年1月時点で仮想通貨の時価総額50位以内に4つのステーブルコインが入るほど成長しています(参照元:CMC)。
キャッシュレスが進む現代において、法定通貨のデジタル化も十分に考えられ、そこにステーブルコインが関わってくる可能性は十分にあるでしょう。外貨預金の口座を持たなくても外貨を持っていたり、簡単に両替ができたりするなどの可能性を秘めたています。
私たちの今後の生活を大きく変える可能性もあり、仮想通貨投資に興味がない人でも、ステーブルコインを使う未来がやって来るかもしれません。(ひろぴー)