3キロの金の延べ棒が1800万円
コメ兵の広報担当、長谷川奈々さんはこう語る。
「初めて来られるお客様が非常に多いです。特に50代のバブル期に青春時代を過ごされた女性で、ジュエリーボックスに眠っていた装飾品をお持ちになる方が多いです。みなバブル期特有の金塊が重いのが特徴です。男性ではインゴットと呼ばれる3キロの金の延べ棒を持ってこられた方もいました。また、電話では1~2キロくらいの延べ棒の値段はいくらするか、という問い合わせも増えています」
3キロの延べ棒といえば、1グラム6000円として約1800万円だ。
長谷川さんは、こうも語っている。
「1月8日以降、とりあえずアメリカとイランの全面的衝突はさけられましたが、金価格は下がらずに高値のまま横ばい状態です。弊社にも引き続き電話の問い合わせが殺到していますので、不安を抱えている人が多いのでしょう。過去の例から、そのうち小判やコイン(金貨)を持ち寄られるお客様が増えると予想しています」
(福田和郎)