働く女性の過半数は夫の家事育児に「不満」 「やってるつもり」が大迷惑、本当にしてほしいコトは?

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「イクメン」ブームに逆行、妻の「不満」はなぜ増える?

   また、今回の調査では直近の3年間を比較すると、夫の家事育児の協力に「不満」を持っている人が、2017年(47.8%)、2018年(52.4%)、2019年(52.5%)と、むしろ増えていることがわかった。

   最近、「イクメン」が話題になっているのに、これはどうしたことか。J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、調査を行った「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長に取材した。

――現在、夫も家事育児を担う動きが広がっているはずなのに、なぜ「不満」を持つ女性が増えているのでしょうか。日本の男の意識改革はなかなか進まないということですか。

川上敬太郎さん「おっしゃる通り、妻の側から見れば残念ながら夫の意識改革が十分に進んでいないということだと思います。調査では妻側にしか尋ねていないため、ひょっとすると、夫は夫なりに意識を変えようとしているのかもしれません。しかし、妻が求めるレベルで家事育児ができているかどうかという観点からみると、ここ数年で夫側にあまり変化はないということなのでしょう」
「そうした事情は、以下のようなフリーコメントが象徴的です。『思い込みで家事をするのでかえって迷惑』『妻の手伝いをするという感覚でいるので、積極的に自分からやることがほとんどない』『ちょっとやっただけで偉そうにする』などです。夫は夫なりに家事育児に携わっていたとしても、『何を』『いつまでに』『どのように』行えばよいのかを、妻に確認しないまま独断で行っているとしたら、妻は不満を感じてしまうはずです」
「そして夫は夫で、せっかく家事や育児をしているのに妻は文句しか言わない、と不満を感じるという悪循環が生まれている可能性もあるのではないでしょうか」
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