働く女性の過半数は夫の家事育児に「不満」 「やってるつもり」が大迷惑、本当にしてほしいコトは?

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妻が夫にしてほしい「名もなき家事全般」とは

   下の図表3は、夫がよくやる家事育児と、妻が本当に手伝ってほしい家事育児とのギャップを表している。これを見ると「名もなき家事全般」が夫婦間の差が28.6%もあり、突出していることがわかる。「名もなき家事全般」とは、たとえばこんなコトだ。

・脱いだ衣類のポケットから洗濯前に中身を取り出す
・脱いだ後の洗濯物の袖を裏返す
・トイレットペーパーを交換する
・空になったティッシュ箱を捨てて交換する
・食事後の食器をキッチンに運びテーブルを拭く
・靴やスリッパを揃える
・カーテンや窓シャッターの開け閉めをする
・夏物や冬物の服を入れ替える

......など、日常のこまごまとした家事だ。じつは、小さな家事の積み重ねが働く女性の一番の負担になっているのだ。

(図表3)家事育児に関する夫婦間のギャップ
(図表3)家事育児に関する夫婦間のギャップ

   夫が家事育児を十分に手伝ってくれて「満足」している女性からはこんなフリーコメントが寄せられた。

「結婚当初から、特に家事を分担しなくも、何事もできる時にできる人がやるスタンスできているので助かっています」(40代、派遣社員)
「私に出かける用事がある時などは、率先して料理をしてくれる。あまりやられると、こちらの立つ瀬がなくなるぐらいだ」(40代、在宅ワーク)
「夫が一定期間お休みを取り、主夫になってもらいました。名もなき家事の多さに驚いたと言っていました」(30代・正社員)
「いつも私の弁当まで作ってくれて、本当にありがたい」(50代、派遣社員)
「週末は料理全般と、まとめて買い出しをしてくれるので感謝している」(40代、パート)

   一方、まったく手伝わなかったり、手伝い方に問題があったりして「不満」を持つ人の声は――。

「思い込みで家事をするのでかえって迷惑」(60代・契約社員)
「都合のいい時だけ、子どもの相手をして、育児をやった気でいる」(40代、パート)
「やってほしいことは多々あるが、やらせると中途半端だったり、レベルが低かったりして二度手間になる」(30代、パート)
「ちょっとやっただけで偉そうにするのはやめて」(40代、パート)
「子供たちは夫の姿を見ているので、子供たちのほうが協力的である(40代、パート)

   そして、こんなあきらめの声も多かった。

「夫にとってこの家は下宿先。掃除がしてある家、洗われて片付けられている洗濯物、温かいご飯が用意してあり、お風呂はいつでも入れるようになっている」(40代、パート)
「ゲームばかりして家事を手伝う気は一切無し。ゲームをする暇があったら子供と会話してほしいのに」(40代、パート)
「家事は基本、女がやる事と思っている。本当にまったくやらない人なので、ストレスが限界を超えた。離婚を考えている」(40代、パート)
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