仮想通貨取引所のGMOコインで、「ネム」と「ステラルーメン」の取り扱いが開始され、話題になっています。
「ネム」といえば、2018年1月に仮想通貨取引所のコインチェックで、580億円相当も流出してしまった仮想通貨として聞き覚えがある人もいるでしょう。その半面、「なんだか危ないもの」と思っている人も多いのではないでしょうか。
ところで、そもそも「ネムっ」てなんでしょう? ビットコインとどう違うのか知らない人も多いと思います。そこで、今回はこの「ネム」について説明したいと思います。
ネムとビットコインはどこが違う?
「ネム」は英語で「NEM」と表記されるのですが、これは「New Economy Movement」の略称です。ブロックチェーン技術を活用して、新しい経済の仕組みをつくることを目標として始まった仮想通貨プロジェクトです。
ネムのブロックチェーンで使われる仮想通貨がゼム(XEM)に当たります。ビットコイン(BTC)のようなモノですね。
ネムは2014年1月にutopianfutureという人が企画し、2015年3月に公開されました。ビットコインのアイディアを考えた人が誰だかわかっていませんが、ネムもまた同じなのです。
さて、このネムですがいったい何ができるのでしょうか――。まずはビットコインと比較してみましょう。
ネムはビットコインと比べて、非常に多くの枚数が発行されています。しかし、能力は高く、送金速度も処理能力もビットコインと比べて、かなり高くなっています。
そのため、高い処理能力を生かした開発がされているのです。