2020年を突き進もう! 「パラダイムシフト」の年を3つの「力」で鍛える (大関暁夫)

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ビジネスパーソンのために必要な「力」

   まず、1番目の「力」は「見聞力」です。字面のとおり見る力、聞く力です。情報、特に初めて聞いたような新しい情報に対して、常に好奇心を持って「実際に見てやろう」「詳しい話を聞いてやろう」と思い、可能な限りの情報を収集する力です。

   ゆったりと時間が流れている時代はともかく、いつ何が起きるかわからないような時代の変わり目においては、新しい動きに対していち早く接点を持つこと、詳しく知ることがライバルに対して一歩先んじることになるだけでなく、新たなビジネスを生み出すチャンスを手にすることにもつながるのです。

   何事も聞き流さないこと、後回しにしないことが、「見聞力」を高める第一歩です。

   鍛えてほしい2番目の「力」は「想像力」です。「想像力」といっても、「空想力」とは違います。わかりやすく言えば、仕事のあらゆる場面において、いま目の前にある課題と相対した時に「取り組んだら、その後どうなるのか」と「取り組まなかったら、何が起きるのか」を常に想像して取り組むべきか否かを判断して、決断後は取り組んだ場合、取り組まなかった場合のそれぞれのケースに応じて、その心構えや準備に取り組むということ。

   たとえば上司から指示されたことであっても、同様です。持された変化が激しくスピードが求められる現代は、この先がどうなるのかを想像せずして「とりあえずやる」では時代の早い流れについていけないかもしれません。

   「先を読む」という「想像力」を鍛えることが、必須の時代であると言ってもいいでしょう。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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