@ワンダーには、わくわくした気持ちを呼び起こす「出会い」がある(Vol.5 @ワンダー)

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   インタビューをさせてもらった場所は、2階の「ブックカフェ二十世紀」だった。

   壁の本棚には商品の「アメコミ」が並び、奥はイベントスペースとしてその都度様子を変える。@ワンダーは、3年前に2階をカフェに改築したという。

@ワンダーで本を選んで、「ブックカフェ二十世紀」で一服
@ワンダーで本を選んで、「ブックカフェ二十世紀」で一服

気軽に入れるお店を心がけて

   1階の書店は天井が高く風通しのよい内装で、レジの前にはSF小説、ミステリーなどの書籍が本棚に、ぎっしり並ぶ。ひと際目を引くのは奥の映画コーナーだ。壁には大きな映画のポスターが貼られ、それに囲まれるように映画に関する雑誌やパンフレット、チラシ、当時のチケットなどがジャンル別、役者別に分類されている。ガラスケースに入った貴重な品も見逃せない。

映画コーナーは迫力満点。ある人には懐かしく、ある人には新鮮!
映画コーナーは迫力満点。ある人には懐かしく、ある人には新鮮!

   店名の「@ワンダー」には、お客さんにとって「心動かされる出会いや発見」の場でありたいという意味を込めたと、店主の鈴木宏さんは語る。店内も「古書店らしい厳しい雰囲気」はなく、古書マニア以外にもオープンに開かれた「心地よさ」がどこか感じられるのは、そういった思いが反映されているのだろう。

なかざわ とも
なかざわ とも
イラストレーター
2016年3月学習院大学文学部卒。セツモードセミナーを経て桑沢デザイン研究所に入学、18年3月卒業。趣味は、宝塚歌劇団、落語、深夜ラジオ、旅行。学生時代より神保町に惹かれ、現在フリーペーパー「おさんぽ神保町」の表紙や本文のイラストを手掛けている。1994年、東京都生まれ。
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