日経新聞「米国では年収1400万円は低所得」が大炎上 日本は貧乏になっているのか? それでも幸せか?

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東京は30年間、収入・物価・家賃が変わらない奇跡の街

   さて、ネット上では「日本経済の凋落」と「年収」や「幸せ」の問題でも議論が沸騰した。

「個人の収入だけに目を向ける視野が狭い。日本は昭和30年代の高度成長期以降、社会資本を整備してきた。道路を作ったり、トンネルを掘ったり、新幹線を通したり。電気、ガス、水道の整備などなど。それが原因で国の借金が1100兆円をこえている側面があるが、ボクらは今その恩恵を受けている。経済成長が著しいという中国の人が日本に来て爆買いするのは、中国国内で売っているものが信用できないから。つまり、社会資本が整備されていないからだ。ボクは日本に生まれてよかったと思う」
「同意。典型的な例がブータンだよね。決してお金持ちの国ではないが、多くの国民が『幸せ』を感じているなら、それでいい。『幸せ』なんて相対的なものだよね」
「医療保険が充実している日本に比べ、米国は病気になると大変だよ。オペして数日入院したら、シレッと100万円以上だよ。私は足を骨折したけど、自分一人で治した」
「サンフランシスコでは年収1400万円以上あっても悠々自適に暮らしているわけではない。『ワーキングホームレス』という、仕事があっても住居費用が高すぎてホームレスになる人が、シリコンバレーにたくさん発生している」
「私は米国に行って、銃に怯えながら生活しようとは思わない」

   そして、こんな意見も――。

「国同士の経済力の比較と個人の経済力の比較は難しい。よく言われるのは、ニューヨークでは30年前と比べて収入は2倍、物価は3倍、家賃は10倍になったということ。はやりのIT分野の人がどんどん外からくるから家賃が上がる。一方、東京は30年前から収入・物価・家賃はそんなに変わらないという奇跡の街だ。日本経済新聞は、これを個人が貧乏になったというけれど、私にはよくわからないというのが正直な感想だ」

(福田和郎)

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