「段取り」と「思いやり」は同じくらいのバランスがいい
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相談者のAさんも、多くのオジサン社員も、「せっかくやってあげたのに」「手伝ってあげたのに」――。そんなスタンスで、愚痴を言われる人が多いんですね。
じつは、私はバツ1ですが、元夫ともこのようなやり取りを何度か経験したことがありますよ(笑)
ふだんは手伝ってくれないのに、手伝ってくれたかと思うとそれが余計なお世話だと、当時は、ほんとイラッとしましたね。そこに、「やってあげたのに」何て言われると......。「ありがとう」のひと言も言えませんでした。喧嘩になって、そのうち、手伝ってもくれなくなるんですよね。
「人生100年時代」です。すでに家庭の中の役割も、どんどん変化しています。近い将来、AさんよりもAさんの奥さんのほうが、バリバリ働くという可能性もありますよね。 今回のAさんのようなパターンにならないように、まずは奥さんに手伝う理由を伝えることも大事です。これが、段取りと同じくらい大事な「思いやり」です。言葉で伝えることは、仕事でも家庭でもすごく大切なんですね。 長年連れ添った夫婦だから、部下と上司なんだから、言わなくてもわかるだろう......。これは危険です! 仮にアナタが50歳でも、残り約50年ありますから、熟年離婚に繋がっちゃいます。 「○子(奥さんの名前)も仕事頑張っているから、これから僕もできることは手伝うよ」
と、ひと言を添えて伝えてあげるといいでしょう。
「家事のことはよくわからないから、間違っていることとかは教えてね」
と、言ってから手伝うのがいいかもしれません。
ケーキも添えて。そうすると失敗も大目に見てくれるはずです。
ただ、これまで家事をしたことがない男性が、いきなりそんなことを言うと「裏があるのでは」と勘ぐられたり、ビックリされたりすると思いますが、そこはぜひ続けてみてください。
でも、何度も同じ失敗したら、呆れられちゃうので振り返り、修正もしてくださいね。(ひろ子ママ)