じつは危ないこんな会社! 「会議」「報告」は本当に営業活動の「ムダ」なのか?(大関暁夫)

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コミュニケーションなくして営業の進展は望めない

   このような、本来あるべき目的を明確化し担当者の営業活動の役に立つような会議運営や報告書作成をしていない企業があまりに多いからこそ、今回のアンケート結果のように「会議や報告書作成はムダな時間」と受け止めている営業担当者が多いのだと思われます。

   企業経営者が今回のようなアンケート結果を受けて、まずやるべきは、会議運営や報告書作成に関する管理者の正しい認識を持たせること。すなわち、管理者教育です。

   今回のようなメディアで話題になった調査結果を受けて、安易に「会議や報告はムダに廃止!」などと結論づけては欲しくありません。営業において情報を共有するコミュニケーションはある意味「生命線」であり、会議も報告もなくしてしまっては、営業の進展は望めません。要はやり方の問題です。

   この調査を、自社の営業会議や営業報告があるべき形で運営されているか、上記を参考に検証、見直しをする機会としていただければ幸いです。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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