「来年は働きやすくなる」? 過半数に届かず......
さらに、「2020年は2019年より女性が働きやすくなると思うか」を聞いたところ、「思う」が40.7%、「思わない」が59.3%となった。
ただ、2019年に「働きやすくなった実感がある」と答えた人については、約8割が2020年も「働きやすくなるだろう」と回答している。
「働きやすくなると思う」という人に、その理由を聞くと「働く女性の数がさらに増える」が62.4%、「職場や社会の理解がさらに進む」は47.8%、「制度がさらに充実する」が40.7%だった。
しゅふJOB総研所長兼ヒトラボ編集長の川上敬太郎氏は、
「女性の活躍推進が言われるようになってから、法制度を含め、さまざまな変化が起きていますが、仕事と家庭の両立を希望する働く主婦層で、『働きやすくなった実感がある』と回答した人は3割にとどまりました。
一方、2020年の予測で、『働きやすくなる』という回答は40.7%と過半数に満たないことから、実際に『働きやすくなった』と実感したことがあるかないかで、未来への期待感は大きく変わると言えるでしょう。着々と進む制度改革が実感値を伴うようになるには、無理なく働けるようになった人の実例の数が、まだ不足していると考えられます。」
と、分析している。
なお、調査は2019年11月13日~22日、インターネットで実施した。