「美貌を武器に使いなさい」
ところで、回答者の中には「自分も美人といわれている」、あるいは「若いころは目立った」という人が多くいた。その人たちのアドバイスは、体験に基づいており、「美貌を武器に使いなさい」などと非常に具体的だ。
「私もあなたと同じ。若さという武器がなくなった時に、ほかの何かを持っている人になっていなくては、と焦っていました。仕事で男性相手に契約を取れれば、『そりゃ、あなたはキレイだから』と言われ、私なりに頑張っているのにと不満でしたが、途中から開き直りました。容姿のよさだって立派な才能、使えるものはなんでも使え。私はもう立派なオバチャンですが、いまだに行く先々でチヤホヤされています。思ったより大丈夫みたいですよ。頑張ってください」
「私もかなり目立つほうでした。20代後半にそう言われることに気づき、悔しくて、中身を認められようと資格をとったり、語学をマスターしたり。人の嫌がる仕事もしたことが認められ、ヘッドハンティングされました。なのに、友人でさえ『あなたは見た目がいいから職に困らないのよ』と。アラフィフになった今は『魔性の女』だと...。最初は悔しかったけど、今はラッキーだったと思います。若い頃は人目を引くからと、対外的なイベントに多くかりだされました。それでいろいろな方に出会って勉強できたし経験できました。美人であることに甘えず、利用して成長してください」
「私も、よく『いつまでも見た目で勝負できると思うな』と言われ、人一倍仕事を頑張っていたのに悔しい思いをしてきました。なので、服やメイクを地味にした時期もありましたが、40過ぎても言われるので開き直りました。50過ぎた今は、ちやほやしてくる人にはちやほやさせています。それもコミュニケーションだから。具体的な仕事のアドバイスをするなら、目立たず守りに徹する、かな。何をしても『美人は得』って言われるから、目立つことはせず『ミスがない・欠点がない』ことを目指したほうがいいと思います」