海外も認めた「ONE TEAM」!「流行語大賞」を英語でバズってみよう(井津川倫子)

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「計画運休」は、外国人には難しいかも?

   それでは、他の「新語・流行語」は、英語でどう表すのでしょうか? 個人的に気になるのは「タピる」の英語訳ですが......。

Tapiru(タピる)
A verb meaning to drink the popular tapioca beverage
(人気の「タピオカの飲み物を飲む」という意味の動詞)
beverage(飲み物)

Reiwa(令和)
The name of the new imperial era under Emperor Naruhito
(徳仁天皇のもとでの、新しい時代の名前)

Keikaku unky?(計画運休)
Planned train cancellation(計画した列車の運休)
An unusual step to ensure passenger safety ahead of Typhoon
(台風に備えて、乗客の安全確保のために行った異例の方法)

   「タピる」や「令和」はともかく、「計画運休」は海外の人たちにはピンとこないかもしれません。「台風の時に交通機関を運休するのは当たり前」という国が多いですから、「なんでわざわざニュースになるの?」「どうして異例なの?」という感覚でしょう。

   そもそも、台風の時に出かけよう(出社しよう)という人のほうが少ないはず。説明に一番困るのが「計画運休」かもしれないですね。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、ラグビー日本代表の「ONE TEAM」を説明する表現を、ご紹介します。

Japanese rugby's 'One Team' was named buzzword of the year
(日本ラグビーの「ONE TEAM」が、流行語大賞に選ばれた)

One Team was Japan's slogan for the 2019 Rugby World Cup
(「ONE TEAM」は2019年ラグビーワールドカップの日本チームのスローガンだった)

The Brave Blossoms thrilled fans with their historic advance to the top eight
(ブレーブブロッサムズは、歴史的なベスト8への進出でファンを熱狂させた)
The Brave Blossoms(日本チームの愛称「勇敢な桜戦士」)
The top buzzword is selected from words or phrases that reflected the year's trends
(流行語大賞は、その年の流行を表すことばやフレーズから選ばれる)

'One Team' symbolised rugby team's unity
(「ONE TEAM」はラグビーチームの団結を象徴していた)

   ちなみに、国際的には「日本代表チーム」よりも愛称の「The Brave Blossoms(勇敢な桜戦士)」のほうが通じます。昨今、「桜」のワードがニュースを賑わしていますが、「桜戦士」のフェアな戦いぶりと人種を越えた強い絆は、「善き生き方」を見せてくれた気がします。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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