海外も認めた「ONE TEAM」!「流行語大賞」を英語でバズってみよう(井津川倫子)

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   あの興奮を再び! ラグビーワールドカップ(W杯)でベスト8に進出した日本代表のチームスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」が、「2019ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれました。

   大ブームのタピオカ(「タピる」)を抑えての堂々一位! 史上初のベスト8進出を達成した、数々の名場面を、きのうのことのように思い出します。

   今回のテーマは「英語で話す流行語大賞」。今年の「忘年会ネタ」はコレで決まりでしょう。

  • 流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM」を英語で……(写真はイメージ)
    流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM」を英語で……(写真はイメージ)
  • 流行語大賞に選ばれた「ONE TEAM」を英語で……(写真はイメージ)

元祖南アフリカも認めた? 日本版「ONE TEAM」

   今回で36回目を迎える「新語・流行語大賞」。ノミネートされていた30語の中から、日本代表チームを率いたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが掲げた「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれました。このニュース、海外メディアでも報じられました。

One Team, Japan's slogan for the 2019 Rugby World Cup, was picked as buzzword of the year
(2019年ラグビーW杯の日本チームのスローガン「ワンチーム」が流行語大賞に選ばれた)
slogan:スローガン
be picked: 選ばれる、精選される
buzzword:とても流行っていることば、うわさ
buzzword of the year:流行語大賞

   「流行語大賞」「buzzword of the year」と言うのですね。私も初めて知りました。「流行語」だから「popular」(人気がある)とか、「trend」(流行の)といった単語を使うのかと思っていました。

   「buzzword」は、「特定のジャンルや期間においてとても人気になっていることば」という意味。「今年、(瞬間的に)とても人気になったことば」というニュアンスでしょうか。

   海外メディアは「ONE TEAM」を、こう解説しています。

The phrase embodied a team and coaching staff born in many different countries but choosing to compete for Japan.
(異なる国々で生まれたけれど、日本のために闘うことを選んだ選手やスタッフたちを、具体化したフレーズ)

   日本代表チームは、31人の代表選手のうち7か国15人が海外出身の選手でした。生まれも育ちも価値観も異なるトップ選手たちの心をひとつにするのは、決して容易ではなかったはずです。南アフリカ代表チームが掲げたスローガン「ワンチーム、ワンカントリー」(一つのチーム、一つの国)「ONE TEAM」の元祖だとされていますが、今回の日本チームの活躍で、日本版「ONE TEAM」もすっかり世界に認められたようです。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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