「フィギュア」と「コスプレ」は衰退傾向?
「オタク市場」のほとんどが拡大傾向にあるなか、「フィギュア」と「コスプレ衣装」は衰退傾向にある。
「フィギュア市場」は国内出荷金額ベースで、2015年度は320億円だったのが、2018年度は310億円に減少。また、「コスプレ衣装」も15年度の435億円から、16年度は390億円、17年度は365億円と、年々減り続けている。2018年度は355億円だった。
なお、「オタク市場」とは一定数のコアユーザーがあり、「オタクの聖地」秋葉原などで多く扱われるコンテンツや物販、サービスなどを指す。調査では、アニメ、同人誌、プラモデル、フィギュア、ドール、鉄道模型、アイドル、プロレス、コスプレ衣装、メイド、コスプレ関連サービス、ボーカロイド、トイガン、サバイバルゲームなどの13ジャンルを対象として市場規模を算出した。
専門研究員による面接取材や、電話によるヒアリング、インターネットアンケート、文献を併用して2019年7月~9月に調査した。