「学生時代に戻りたい」......。そう悩んでいる社会人が増えていると、J-CASTニュース会社ウォッチ(2019年11月26日付「学生時代に戻りたい」社会人の82%が回答 「仕事にやりがいが持てない」から......)が報じたところ、インターネットで盛り上がっている。ツイッターやコメント欄は寄せられた声であふれた。
メディア事業などのベースメントアップスが運営する「退職前に読むサイト」の調査で、「学生時代に戻りたいと思うか?」との問いに、61%が「とても戻りたい」と回答。「少し戻りたい」(21%)と合わせ、82%が「学生時代」への回帰願望を持っていた。
「どちらでも良い」が10%、「戻りたくない」は8%だった。
「ちょっと情けなくねえか?」
調査によると、「学生時代に戻りたい」と思う人は、就職して「自由がない」ことを実感していることが原因とみられる。
学生時代は学内での所属サークルや進路など、行動の選択権は自分にあったが、社会人になると、なかでも新社会人のうちは配属された部署や業務などの会社の指示で動くケースが多いことがある。「退職前に読むサイト」編集部は、「学生時代に戻りたい」と嘆くのは、「当事者意識」を持てず、やりがいが湧いてこないためとしている。
毎日同じことを繰り返す作業にうんざりして仕事に充実感がないことや、学生時代のような親密な人間関係を築けていない、仕事とプライベートを切り分けている人が多いこと、学生時代に「やっておけばよかった」と思うこと、あきらめきれない夢があることなどがあるという。
こんな結果に、インターネットの声は、
「本当に戻りたくないw 凄いみんなそんなに学生好きだったの」
「ぼくは残りの18%ですね。戻りたいような栄光の時代がない。たとえ戻ったとしてもきっと同じ道をたどると思う。だったら、さっさと堰へ進みたい」
「『学生に戻りたい?』って頭使って働いてない証拠じゃん。それでお金もらってんだから、逆にいいご身分じゃない」
「自由は自分で勝ち取ってきた。だから社会人になってからのほうが自由だし楽しい。甘ったれんじゃねえっての」
「回答者が退職を考えている人に偏ってそうだし、また学び直すために大学へ行くならまだしも、単に『戻りたい』ってのはちょっと情けなくねえか?」
「私は学生時代より今のほうが自由だと感じているので今のほうが楽しい。自由を強く望むのであれば、起業はオススメだと思います。いろいろと大変なこともありますけどね」
「ここで言う『学生時代』が単なる『自由気ままに過ごせた時期』的な意味なのだとしたら、怖いなあ」
「いやいや。『はやく大人になって自由になりたい!~』って感じてたな~。学生って兵隊を養成する訓練期間でしょ。窮屈で仕方なかったよ」
「学生時代に戻ってどうしたいんだろう? 学生時代の自由って、お金で買っていた自由であるのがきっとわからないんだと思われる。(学生という自由な立場は、多くは自分ではない親が学費を払っていることで得られている!)」
と、続々と寄せられたコメントの多くがいずれも批判的な内容ばかり。社会人として働いている「今」のほうが楽しい、自由という人たちだ。