「中高年男性社員にも『頻尿バッジ』とか付けてもらいたい」
また、生理バッジの導入よりも、生理中の従業員の福利厚生を考えるほうが先だという意見が多かった。
「生理バッジ導入するくらいなら レジに接客してないとき座っていい椅子を用意するとか、トイレに使っていいナプキンを置いておくとか、休憩時間を長くしてあげるとか、そういう対策を考えてほしい」
「女性は10代から50代まで、毎月ごとに4日間の出血や腹痛、精神の不調があるという事実。だからこそ、生理アピールのバッジじゃなくて、生理用品と生理痛のお薬の無償化、生理休暇が取りやすい環境づくりなど、より女性に寄り添った現実的なことがたくさん求められています」
「アタシ生理重いけど、職場が医療機関だからひどいときは自分から言うよ。『今日生理でしんどいから、迷惑かけたらすいません』って。もちろん男性職員にも言う。理解あるから『了解!つらかったら言ってね』って言ってくれる。同僚に理解がないなら理解させるってスタンスが大事。バッジは嫌」
バッジをつけることの危険性を訴える声も目立った。
「女性サイドが『生理だよ!つらいよ!わかって!』って気持ちは分かるけどさ、世の中にはおかしい人がいっぱいいるからね。生理の女性を見て欲情する変な男がいるということを頭の片隅に置いといたほうがいいよ」
「若い人は知らないだろうけど、 生理は不浄と考える男性もいるし、 それに性的興奮する人もいる。身を守るために公表しないほうがいいと思う」
こうした意見以外にもさまざまな問題点の指摘があった。
「今の私は、生理バッジを使うことがないから、周囲には『なぜバッジを使わないの』と聞かれ、理由を話すと、『生理がなくていいわねー』と無神経なことを言う人が必ずいて、二次被害にあう想像しかできない」
「バッジねえ~。職場のみんなに『私、生理だけど頑張ってま~す!』って頑張りアピールしている感じにしか思えない」
「中高年の男性社員にも『頻尿バッジ』とか付けてもらいたい」
最後にこんな意見も――。
「これを付けないと、具合悪そうなのに休ませてくれないような社会なら、すでに終わっている。自分で自分の首を絞める不寛容社会」
J-CASTニュース会社ウォッチ編集部では、30~40代の働く女性に意見を聞いた。