東京外国為替市場 米利下げ「打ち止め観測」消えず
ドル・円予想レンジ:1ドル=107円50銭~109円50銭
2019年11月15日(金)終値 1ドル=108円73銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、上値は重いものの、底固い動きとなりそうだ。
前週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開が続いた。米中貿易協議の進展が足踏み状態となったことが嫌気され、リスク回避のドル売りが見られた。
今週のドル円相場は、米中貿易協議に対する不安が薄れ、リスク回避のドル売りが減少しているため、底堅い動きとなりそうだが、半面、米中貿易協議に対する不透明感が残っており、ドルの上値も重くなりそうだ。
市場の目は再び米国の金融政策に向かっており、20日発表のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の内容に注目したい。
経済指標は、国内では20日に10月の訪日外客数、10月貿易統計、22日に10月消費者物価などが予定されている。
海外では、19日に米国の10月住宅着工件数、20日に10月29日、30日開催のFOMC議事録などが予定されている。
(鷲尾香一)