朝ドラ「スカーレット」 リアルな女性の「自立物語」にビジネスパーソンが称賛

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ダメ親も捨てず、夢にも進むバイタリティーがある

ダメ父ちゃん役の北村一輝さん(似顔絵・池田マコト)
ダメ父ちゃん役の北村一輝さん(似顔絵・池田マコト)

   スカーレットには、ちや子以外にも喜美子に大きな影響を与える大人の男たちが多く出てくる。彼らには共通した特徴がある。それは――。

「草間さん(佐藤隆太さん)といい、ジョージ富士川(西川貴教さん)といい、フカ先生といい、喜美子が師と仰ぐ、仰ごうとする大人の男たちが皆、揃いも揃って柔和でよくできた人物なのですね。父親(北村一輝さん)のダメっぷりがさらに際立つ。ああ、制作陣はわかってやっていますよね」

   そして、最後にはこんなエールが――。

「このドラマ、アグレッシブすぎる。一見地味に見えてかなり攻めている。この手のドラマの常套手段は、親がすごく優しくてヒロインは大きな愛に包まれて育っていくパターンと、親がとんでもないろくでなしで、ヒロインは家を飛び出して自分の道を切り開くパターンのどちらかがほとんどだ。喜美子のスゴイところは、ダメ親でも家を捨てることなんてできない、だから親も妹も捨てずに自分の夢もかなえてみせるという強い気持ちで、立ちはだかる壁にぶつかってゆくバイタリティーがある。こういう強いヒロインが私は好きだ」
「話は地味だが、ぶれない喜美子。苦労して、苦労して、陶芸家に成るのだろう。家族に足を引っ張られているけど、頑張れ~!って応援しています」

(福田和郎)

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