ビギナーでも使いやすい、役に立ったMACD(一橋大)
10月28日(月)
今週は取引の最後にふさわしく、FOMC(米連邦公開市場委員会)という最大の注目イベントが控えている。利下げは決定的とされているようだが、その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言が注目される。今週はFOMCが終了する10月30日以降、かつ米雇用統計が発表される11月1日夜の前で、いいポイントがあれば少しだけ取引しようと思う。
10月30日(水)
利下げは予想どおり。市場の反応も、完全に織り込み済みと言わんばかりに、ほとんど動きはなかった。パウエル議長からは、利下げがある程度のメドを迎えたとする発言があった。当分の間は米国の政策金利に頭を悩ませる必要はなさそうだ。
10月31日(木)
きょうはMACD(テクニカル分析の一つで、トレンドの方向性を見極めることができる)でタイミングを見計らい、1ドル=109.853円 → 109.582円で取引。これが今回最後の取引かな。。。
前週から、プラス271円
◆この1年を通しての感想
FX取引においては完全にビギナーだったので、当初はいろいろなところで困惑した。1回の取引期間や、各経済イベントを跨ぐかどうか、買いと売りからなる無数の売買タイミングのどこで入るのか、などは本当に難しい部分だった。
特に、重要指標の発表やFOMCといった定期的にやってくるイベントの判断は難しく、この1年間では毎回ノーポジションで通過していたと思う。もう少し経験を積めば、イベントの重要ポイントが正確に見えてきて、楽しめる(?)ようになるのかもしれない。
その難しい取引の中で助けとなったのはMACDかな、と思う。通常の移動平均線よりも先行した動きをするという性質が取引の中では、何度も役に立った。加えて、MACDは比較的見やすかったので、私のようなビギナーからでも使いやすいトレンド分析方法だと感じた。
この1年間は、利上げから利下げ政策への転換、米中のさまざまな衝突など、悪い意味で飽きない1年だったと感じている。2020年はおそらく米大統領選を視野に入れた動きが各方面でより活発になるのだろう。今回の企画で培った情報のアンテナをピーンと張って、今後も世界情勢に敏感でいたいと思う。
前週からの損益 プラス271円
11月1日現在 2万195円