前週から上昇気流に乗ったビットコイン(BTC)は、一時1BTC=109万円(1万ドル)を突破し、好調に推移した。中国の習近平主席が、国としてブロックチェーンを推進していく考えを示したことで世界的に注目が集まり、急騰した。
フェイスブックの仮想通貨「リブラ」への批判が高まるなど、仮想通貨市場は下落トレンドに陥っていたが、「買い」に勢いがついた。1BTC=109万円を突破した後、過熱感から売りが進んだが、ビットコインは前週と比べて20%超の大幅上昇となった。アルトコインも軒並み上昇した。
カソツー大学対抗戦は、ついに最終週を迎えた。早稲田大学のTKHは、ボラティリティの大きい仮想通貨取引に腐心したが、なんとかプラスを確保。慶応義塾大学の馬医金満は原本の1万円を2倍に伸ばし、満足そうだ。
リップル(XRP)で勝負し続けた國學院大学の億トレーダーは、その価値の高さを訴えて「爆上げ」に期待する。前半好調だった明治大学のホフマンは脱落した。
痛かった就活の前倒し(早稲田大)
11月3日(日)
1年の月日のあいだには、本当にいろいろなことが起きるものだと、毎回を振り返ってみると初めて感じる。仮想通貨市場は2017年末から2018年初にかけてのバブルから、今年(2019年)は年初から停滞期との見方がマジョリティを占めていたような気がするが、フタを開けてみれば、技術革新はとてつもないスピードで進んでいった。
法整備の拡充と相まって、年レベルでみれば、一度30万円台まで下落したことも勘案すると、相場は再び、かなり回復してきたとみてもいいのではなかと感じる。
さて自分としては、大学対抗戦開始時はフルコミットしようと息巻いていたものの、既存の就活ルールの廃止による選考前倒しによって、どうしても就職活動に時間を割かなければならず、思うようなパフォーマンス、考察を落とせなかった点について反省している。
それと同時に、今回の大学対抗戦が週1回の連載であったため、どんなに忙しい時でも最低でも週に1回は市場を振り返り、ニュースをアップデートする機会を得たのは非常に有意義であったと強く感じている。そして投資対象の仮想通貨として今後も期待の目を向けていきたいと考えている。
有用性の高く普及していく可能性のある通貨を見極めるのは生半可ではない洞察力を必要とするだろうが、長期的に市場を常に観察し興味を持ち続けることさえできれば、一般個人の私にも勝機はあるのではないかと考える。
今週はトレードなし。総資産は1万1671円でフィニッシュだ。
保有する通貨 BTC、XRP
前週からの損益 マイナス139円
11月1日現在 1万1671円