「シェアリング」ビジネスはなぜ成長するのか―― 日本市場が有望なワケを現場から解説

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個人スキルのシェア

   世界ではライドシェア、民泊のほかにもさまざまなシェアリングサービスが行われているが、日本で、有望とみられるサービスの一つが個人スキルのシェアという。クラウドソーシングサービスを含め、すでにいくつかのサービスが稼働中。なかには、クラウドワークスのように、創業3年でマザーズ上場を果たし、7年後に黒字転換を果たした企業もある。クラウドワークスでは、ホームページやアプリ制作、ライターなど場所や時間を選ばずにできる仕事が200以上のカテゴリー別に選べるようになっている。

   「スキルの共用サービスが日本で大きく発展している背景には、高齢化社会に伴う社会保障制度の行き詰まりや、企業の従来型の雇用制度の崩壊と働き方改革が大きく影響していると考えられる」と著者。「限られた労働力を共用することで価値を生み出していくことは、これから日本社会が目指すべき、一つの方向性だと思う」と述べている。

「いまこそ知りたいシェアリングエコノミー」
長田英知著
ディスカヴァー・トゥエンティワン
税別1500円

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