102万円あたりで安定していたビットコイン(BTC)が、アルゼンチンの外貨取引規制や米中貿易交渉の追加関税とWTO提訴、香港デモの過激化などで、リスクオフのムードが漂ったことで、株式や外国為替などからの逃避先として仮想通貨に資金が集まった。1BTC=112万円付近まで急上昇した。BTCは、週足で10%超える大幅な上昇。
早稲田大学のTKHはキナ臭い1週間だったと仮想通貨相場を振り返り、慶応義塾大学の馬医金満は激しい乱高下に驚く。リップル(XRP)を保有する國學院大学の億トレーダーは、なおも上昇に期待する。明治大学のホフマンは取引を見合わせた。
誰かが糸を引いて大儲けしてそうな1週間(早稲田大)
今週の仮想通貨相場、とりわけビットコイン(BTC)は、市場を取り巻くニュースに強く反応し、投資家が右往左往した1週間であった。週初めにかけては横バイに推移。平穏な動きではあったが、23日にグーグルが、かねてより研究開発が進んでいた量子コンピューターの実証を世界で初めて実現したとのニュースが飛び込むや否や、BTCをはじめとする仮想通貨相場が急落した。
投資家が従来のコンピューター性能を超越した量子コンピューターの台頭で、仮想通貨のシステムが根幹から意味をなさなくなってしまうのではないと不安視した結果だ。一方で仮想通貨の暗号が簡単に突破されてしまうのであれば、既存の銀行の提供するオンライン預金サービスなど、とっくにハッキングにあっているはずだ、というような冷静な意見も散見された。
この突発的な不穏な空気も、後日、中国習近平国家主席から直接的にBTCの礎を成すブロックチェーンを革新的次世代技術と位置づけ国家を挙げてこれに取り組むことが発表されると、市況は急転下落分を大幅に上回る急騰が発生した。一時は1BTC=110万円を超え、ここ最近でも稀に見るような伸び幅であった。
誰かが裏で糸を引いて大儲けしてそうな、そんなキナ臭い1週間であった。トレードなし。総資産は1万1810円だ。
保有する通貨 BTC、XRP
前週からの損益 プラス829円
10月25日現在 1万1810円