「元気をもらえる」「泣けた」...... ドラマ「同期のサクラ」に称賛の嵐 ビジネスパーソンを虜にする理由

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「じいちゃんのFAXの返事が名言すぎる」

   ドラマには、芸歴の長い津嘉山正種(つかやま・まさね)さんがサクラの「じいちゃん」役で登場する。両親を事故で失ったサクラは、美咲島に一人で暮らす祖父に育てられ、この祖父のために橋を架けるのが夢だったのだ。サイボーグのようなサクラでもくじけそうになるときがある。「じいちゃん」にFAXで相談すると、温かいアドバイスがFAXで返ってくる。「大人になるとは、自分の弱さを認めることだ」などなど。この名言の数々もドラマのヤマ場だ。

「じいちゃんの一言が最高です。どんな言葉が返ってくるのか、サクラがFAX送った後の返事を私なりに毎回想像するのですが、いつも目からウロコ。サクラが壁に貼り付けているけど、私もそのコピーもらって貼りたいで!」
「じいちゃんの書に毎回見惚れています。年寄りの声を大事にしてくれるドラマ。シニア世代には嬉しい」

   もっとも、「こんな社員、現実にはあり得ない!」という批判の声もある。

「まさにクサイ。あり得ない青春ドラマ。あり得ない設定。一平社員が他部の部長に抗議に行くか。何もかも無茶苦茶」

   そうした批判を吹き飛ばすほどのパワーをこのドラマは持っているという。

「現実には、このドラマのような展開は当然難しいです。まさに会社で正論を言い、それが原因でパワハラにあい、クビにされそうになりながら踏み止まっている私は、現実の厳しさに直面しています。でもサクラの真っ直ぐな行動や同期の人間関係につい癒されます。じいちゃんからの言葉もちょっとした栄養剤」
「いろいろ合点がいかない所もあるけど、それはドラマだから。現実をテレビで見せたってドラマにならない。ドキュメンタリー番組じゃないのだから。こんな同期や仲間がいたらなあ~って、いつも終盤では涙が出てきます。『説得に行こう』と提案するサクラに、百合の『サクラが、そう言うなら』という。自分にも、そう言ってくれる人が一人でもいればな~と思う。関係ないけど、戦前派・戦中派でもない私は『同期の桜』の歌を聞くと、何故か号泣してしまいます。何故なんだろう?」

(福田和郎)

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