2019年10月22日、東京外国為替市場は即位の礼のため、休場。それもあってか、21日週のドル円相場は、比較的落ち着いた動きだった。1ドル=108円台半ばを中心に上下するにとどまった。前週末の19日に予定されていた英国のEU離脱修正案の採決が先送りされたことで、週明けはリスク警戒による円高への動きがみられたが、値幅は限定的だった。
そんな「動かぬ相場」にホッとしたのが、國學院大学。明治大学の追撃を振り切れると踏んで、逃げ切り宣言だ。一方、明治大は「現状打破」を期待して、次週をにらむ。早稲田大学はマイペースを守る。一橋大学は2万円目前で相場をにらみ、慶応義塾大学は着実に利益を積み上げる。
1ドル=109円「復帰」も、そう遠くない(早稲田大)
外国為替市場の関心事は、依然として「英国」に集中しているようだ。
今週のドル円相場はレンジ内におさまった安定した動きになっている。1ドル=108円台を優に超える水準にあり、かなり落ちついている印象を受ける。一応、22日に米中貿易協議の進展への期待からか軽く上昇圧力がかかったものの、突き抜けるような動きはない。 マクロ要因として、米中貿易問題、ブレクジット、中東情勢への不安などが世界経済へ与える影響が列挙できるが、現状おおきな進展は見られず、市場は新しい火ダネを探して膠着状態といったところだろう。
ただこの中で、今後短期間でめぼしい進捗がみられそうなのは、やはり英国のEU(欧州連合)離脱であり、投資家の目線もこの問題に強く注がれている。ブレクジットにおいては現状、英国とEUは合意にたどり着いたものの、まだ確証がもてない段階にある。果たして議会、そして国民の合意形成を固め、実行に移すことができるか見モノではある。
米中通商問題も落ち着き、英国も議会をまとめ上げスムーズなEU離脱にこぎつけることさえできれば1ドル=109円復帰の日も、そう遠くはないだろうと感じている。
この大学対抗戦も残すところあと1週間。巻き返しは不可能ではあるが、後学のため、しっかり市場を観察し続け考察を深めたい。
今週はトレードなし。総資産は変わらず。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月25日現在 5603円