ドラマ「ハル~総合商社の女~」好評スタート ビジネスパーソンを虜にする理由

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ヒロインは企業悪をただす「女水戸黄門」か?

   もっともそうしたご都合主義を吹き飛ばすパワーがドラマにあるという。

「このドラマは大変高レベルと断言したい!ドラマには夢が欲しい。矛盾点や奇想天外、ご都合主義がまったくないわけではない。しかし、キャスティングがぴったりはまるドラマには、もはや細かいことは関係ない」
「まあ、中身はよくあるガッチガチの敵対抗争がある大企業と、そんなこと関係ない、良い仕事をするために生きている主人公の話ですが、なんですかねえ、主役がビタミンのカタマリ。それにポリフェノールまで乗っかっちゃってます的な『生きるスーパーフード妖精』中谷美紀さま。ものすごく元気出ちゃいました。ありがとう!」
「働くってかっこいい。社内のアンチを1人ずつ味方にして、難問を乗り越えていく。そんなベタベタなストーリーが、ほっとする。犬猿の仲だった違う部署の同期2人が頭下げて仲直りし、若い頃のような活気を取り戻すシーン、熱くてよかった。最近仕事でマイナス思考の塊になっていたので、心をグッとつかまれた」

   このドラマを、企業悪をただす「水戸黄門」になぞらえる見方もいくつかあった。

「どんなビジネス難問も1時間で解決してしまう勧善懲悪で、まるで水戸黄門。まあ、見終わって気持ちよく1日が終われれば、それはそれでいいですが」
「同じ企業ドラマの『同期のサクラ』がファンタジーで、建設会社の営業が公共事業の工期短縮を現場に迫ったりするのとは正反対に、部署の駆け引きや根回しを描いている。巨大資本の中で水戸黄門してくれるならスカッとできそう」

(福田和郎)

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