「とにかくスカッとした。ハルには突き抜けたパワーがある!」
インターネット上では、まず縦社会と派閥に縛られる男社会を「私は、楽しく働きたいだけ!」の一言でぶち破っていく晴=中谷美紀さんのカッコよさにしびれた人が多い。
「縦社会でもがく大企業のリーマン達。リスクを考えて大きな冒険が出来ないのが現実だ。上司にへつらい、従順な態度を貫けば自分の立ち位置が確保できる...... 男たちが内心悶々としているなかで、とにかくスカッとした! ハルには突き抜けたパワーがある!華がある美しい女優が、サバサバした言動で問題解決に向けて取り組む姿勢。なんとも清々しく気持ちよいか!」
「中谷美紀の『シャラップ!(お黙り)』というセリフのあまりのドスがきいた声にびっくり。艶っぽさと様々なバリエーションを伴う流し目(冷淡な流し目、小ばかにした流し目、恨みつらみをこめた流し目などなど)では右に出るものなしの風様だが、ドスさでも一番」
「総合商社ってこんなに覇気のない会社なのかなと思えるほどだが、そこに乗り込んできた中谷さんが、孤軍奮闘しながらも、やる気のない人たちにやる気を起こさせていく痛快さ。心地よいですね」
もちろん、商社の内実を知っている(?)人からは、こんな矛盾点の指摘も。
「色々おかしい。まず、経営企画部が尻ぬぐい部になっている。今回は経営が悪化したラーメンのフランチャイズチェーン(FC)店を立て直す話だが、副社長一派が決定したFC解体に頷くだけの部署にいる中谷美紀が、『ラーメン作る夢を捨てるの!』と店主たちを煽ったあげく、勝手に自社の各担当に食材の小麦輸入を依頼していいわけ? 輸入書面も交わさず中谷美紀の夢話に付き合う運輸部、穀物部、リテール部の各担当たち。ありえない。試作品のラーメンさえ作っていない時点でいきなり何トン輸入する気だよ」
「潰れそうなラーメン屋が、こんなに簡単に『行列のできるラーメン屋』に立て直せるとはびっくりです。私、元ラーメン屋ですが」