米中貿易協議の部分合意やブリクジットをめぐる英国とEUとの離脱案の合意などの要因で、株式市場は世界的に好転。日経平均株価も2万3000円台が見えてきた。
ただ、英国とEUとの合意案が英国議会で否決される可能性があることや、香港や中東情勢などの懸念材料がくすぶる。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ継続の思惑も広がりやすく、外国為替市場ではドル売りが先行しそうな気配もある。
どうなる? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 好調な米国の企業決算、株価の下支えに
日経平均株価予想レンジ:2万2000円~2万3000円
2019年10月18日(金)終値 2万2492円68銭
今週の日経平均株価は、2万3000円台乗せを試す可能性がありそうだ。
前週は2週連続で上昇、2万2000円を回復するとともに、4月24日の年初来高値を更新した。米中貿易協議の一部合意を材料に、世界的なリスクオン相場となった。
今週は、2万3000円台乗せを試す可能性がありそうだ。米中貿易協議の一部合意と英国のEU(欧州連合)離脱に関して英国とEUが合意したことなどを材料に、リスクオン相場が継続しそう。加えて、米国の企業決算が本格化しており、総じて好調な業績となっていることも、相場の下支え要因となりそうだ。
ただ、英国のEU離脱に関しては、英国議会で否決される可能性が残っており、十分な警戒が必要だろう。