前週(2019年9月30日週)に軟調に推移していたビットコイン(BTC)は、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)の強い値動きが波及して、1BTC=92万円を回復した。主要なアルトコインが、仮想通貨市場をけん引した。
BTCが冴えない要因は、メールアカウントとインターネットを利用した決済サービスを提供する米ペイパルが、フェイスブックが主導する仮想通貨「リブラ」の運営組織から脱退するなどの動きがあったため。上向いてきたものの、ペイパルに追随する企業が出てくると上値に重しがかかる。
早稲田大学のTKH、國學院大学の億トレーダーは、盛り上がるXRP相場を眺めてほくそ笑む。慶応義塾大学の馬医金満はさらなる上昇を期待して、改めてXRPを購入した。明治大学のホフマンは今週も取引せず。
仮想通貨はホット話題に事欠かない(早稲田大)
10月12日(土)
今週も仮想通貨をめぐるニュースは、ますます盛り上がっている。そして仮想通貨の価格もそれらと呼応するように大きく乱高下している。週初めまでは短期的な下落トレンドに乗っかり、1BTC=83万円付近まで下げていたが、その後好転。週末に向けて二段階で大きな上昇を繰り返して、見事1BTC=90万円台まで戻ってきた。
なかなか鋭い反発であったため、依然気が抜けない状態ではあるが、それほどまで投資家の買い圧力が大きいのだろうと楽観的に捉えている。
ホットな話題に事欠かない仮想通貨。かなり前からビットコインETF(上場投資信託)の申請が認可される、されないで話題になったBitwise社の一件だが、今週9日ついに正式に米証券取引委員会(SEC)から非承認となったことが発表された。これまでも数社がETFの申請を検討していたが、今回の件で仮想通貨が金融商品として正式なポジションを名実共に獲得する機会は停滞してしまった。
ただ、このことがビットコイン価格に与えた影響は非常に限定的であった。むしろ発表当初もほとんど市場書価格は反応しておらず、むしろ上昇基調を続けていたくらいだった。今後も仮想通貨が市場規模を実用性とともに拡大させていけば、連動ETFの上場もより現実的なものになるだろう。
今週はトレードなし。総資産は1万1061円だ
保有する通貨 BTC、XRP
前週からの損益 プラス527円
10月11日現在 1万1061円