9月に入って日経平均株価が徐々に回復するなか、スマートフォン向けゲームアプリ「ドラクエウォーク」が12日に配信を開始し、ゲームセクターを賑わせている。
スマホ・ゲームは、「パズドラ(パズル&ドラゴン)」や「モンスト(モンスターストライク)」など、誰でも知っているアプ定番アプリをはじめ、多くのゲームが楽しまれている。しかし、現在大ヒット中の「ドラクエウォーク」は、これらのゲームとはちょっと違うようなのだ。
「ドラクエウォーク」の知的財産権はどこが所有している?
スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)
2019年9月30日現在で、保有は見送り
年初来高値(2019年9月30日) 5370円
年初来安値(2019年1月4日) 2887円
2019年10月11日現在 5130円 コロプラ(3668)
2019年9月30日現在で、保有は見送り
年初来高値(2019年10月1日) 1930円
年初来安値(2019年8月13日) 582円
2019年10月11日現在 1574円
スマホ向けゲームアプリの「ドラクエウォーク」は、「Pok?mon Go」(ポケモンと米ナイアンティック)のようにスマホの位置情報などを使って楽しむゲーム。位置情報の仕組みとドラクエを組み合わせ、行きたい目的地を設定したり、自分の家を建てたりできる機能がある。
米アップルの基本ソフト「iOS」と米グーグルの「アンドロイド」向けに配信。無料で利用できるが、ゲームの進行を有利にするアイテムの購入などに課金する。
そんな「ドラクエウォーク」だが、まずは制作、企画、開発を手がけた企業を確認する。企画、制作は、ゲーム会社大手のスクウェア・エニックス・ホールディングス。同社は「ドラゴンクエスト シリーズ」をはじめ、「ファイナルファンタジー シリーズ」など世代を超える大ヒット作を生み出してきた。
また、開発を担当したのが、コロプラ。ただ、「ドラクエウォーク」は、ドラゴンクエストの世界を題材として作られているため、IP(知的財産権)は企画、制作を担当したスクウェア・エニックスが所有している。
今回の「ドラクエウォーク」をきっかけに、スクエニ株やコロプラ株だけでなく、他のゲーム銘柄も物色の対象となり、ゲームセクター全体が賑わう流れができ上がったようだ。