利下げ継続で資金のだぶつきが心配(一橋大学)
10月7日(月)
10月4日に発表された米国の雇用統計は良くもなく悪くもないという、何とも微妙な数字だった。今後のドル円相場に直接影響を与えるものではないかもしれないが、FOMC(米連邦公開市場委員会)の利下げは、ほぼ確定的となった。ただ、利下げの流れが続いてくると、次には市場の資金のだぶつきが気になってくる。信用の低い借り手にまで資金が大量に流れ込み、かえって大幅な景気後退を引き起こすのではないかと気になっている。
10月8日(火)
各重要イベントが泥沼というか不透明で先が見えづらい。米中貿易協議はもちろん、ブレクジットも年内に決着がつくのか疑わしい。不確定な経済イベントを予想するよりも、各指標の発表を細かくチェックしていこうと考え、今週は米国の9月のCPI(Consumer Price Index=消費者物価指数)の発表。ここで上昇、下降のどちらかにトレンドが傾けば、少しだけ乗っていこうかと思う。
10月10日(木)
米国のCPIも、またなんとも微妙な数値。判断材料が少ない......。どちらかというと、今はドル高の流れなのだが、果たして買うべきなのかは迷う。
10月15日に予定されている米国から中国への追加関税次第だろうか。後手後手になって、どこから仕掛ければいいのか、わからなくなっている。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月11日現在 1万5332円