寒波襲来でユニクロのヒートテックが人気復活
ところで、柳井発言と関係があるのかどうかは定かではないが、ユニクロについては業績回復のニュースも飛び込んでいる。中央日報(10月16日付)「『ヒートテック』が『ボイコット・ジャパン』に勝った...... ユニクロに列をなしたお客さん」がこう伝えている。
「10月15日午後、ソウル麻浦区(マポグ)のあるユニクロ店舗。10人余りのお客さんが商品を見回し、決済するために列をなしていた。ふだん日本不買運動の余波で週末にも閑散としていたのとは違った。店舗関係者は『売り上げが目を見張るように増えたわけではないが、夏よりお客さんが多くなったのは体感している』と話した。ソウル新村(シンチョン)店と永登浦(ヨンドンポ)タイムスクエア店もふだんよりは込み合っていた。店舗で会った30代女性は『冬服を購入するために久しぶりに来た』と話した」。
業界筋の話では、セール期間にちょうど冬の寒さがやってきて売り上げが回復傾向に転じたと見ている。ユニクロで人気の高いヒートテックやフリースジャケットなどは一部店舗ですでに品切れになっているという。夏に始まった不買運動だが、寒波の襲来とともに終わりに近づきつつあるということか。
(福田和郎)