無知な私が言えることはこれ!
積み立てをはじめて2年後、米国でサブプライムショックが起こる。その1年後には、リーマン・ショックが起こった。ここで大きな損失を出すことになる。
実際に損失が出ている状況に直面したとき、とても不安になったことを今でもよく覚えている。不安になり、結局投資した資金が3割ほど減った状況で解約。ここからなんとか損した資金を取り戻したいという気持ちになり、本格的に投資に取り組むようになった。結果減った3割の資金は取り戻すことには成功。今も投資を楽しんでいる。
無知で始めた投資。利益が出ているときは、無知でも大丈夫だったけれど、利益が出続けるなんてことはない。相場に変動がある以上、投資は損失が出ることだってある。
私は、「損失を受け入れる」ことから始めた。
よく、「投資はしたいけれど、損はしたくない。いい方法はありますか?」と、聞かれることがある。投資の勉強をしっかりすれば、「損しない投資」ができると思っている人も結構たくさんいる。でも、そんな万能な投資はないのだ。
投資家デビュー前に、まずやるべきことは、自分自身がどれくらい損失を出しても許容できるかを考えること。許容を超えた損失が出たときには、一たん解約をするという選択肢も頭においておく必要がある。
自分が許容できる損失がどれくらいかわかれば、どの投資商品に投資すればいいかを選択できる。絶対に損をしたくないというのであれば、金利が低くても銀行の定期預金にするしか選択肢はない。