株価上昇の9月、みんなはどうした? 「売りたくなる心理」わからないではないけれど......

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機敏な売買を楽しむには投資信託は不向きだ

   しかし、同時に気付いてほしいことは、このグラフの起点と現在を比べると、株価が約2倍になっていることです。多くの人がこの期間に買ったり売ったり、また買ったりしているなか、この期間の最初から最後まで、どっしりと持ち続けた人は、資産を倍にしているのです。

   場合によっては、発生する買い付け時の申込手数料を払いながら、頻繁に売買することと比べて、大きく考え、大きく構え、どっしりと市場に居続ける投資スタンス――。それが「THINK BIG」という考え方なのです。

   こう言うと、「一たん売却しないと下がるかもしれないじゃないか!」という声が聞こえてきそうです。しかし、長期的に上がり続けると大きく構えられない投資対象には、もともと投資すべきではありません。

   もし、機敏な売買で利益を積み重ねたり、売買自体を楽しんだりしたいのであれば、そもそも1日に一度しか値段(基準価額)が決まらない投資信託は不向きで、個別株式や上場投信(ETF)に「分がある」のです。

   値動きが大きい最近のマーケット。だからこそ一度、こうした原点に立ち返り、自らのスタンスについて考えてみてはいかがでしょう。(日興アセットマネジメント マーケティング部長 今福啓之)

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