東京外国為替市場 1ドル=109円への上昇期待
ドル・円予想レンジ:1ドル=107円80銭~109円50銭
2019年10月11日(金)終値 1ドル=108円40銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの堅調な展開が続きそうだ。1ドル=109円台への上昇も期待できる。
前週のドル円相場は、ドルが上昇した。米中貿易交渉の進展を背景に、ドル買いが続き、1ドル=108円台に上昇した。
今週のドル円相場は、ドルの堅調な展開が継続しそうだ。米国の8月の雇用統計など経済指標が好調だったことに加えて、米中貿易交渉に進展がみられることで、リスク回避のドル売りが縮小している。
また、米国の追加利下げ観測が後退していることも、ドルの買い材料につながっている。ただ、今週も米国で注目の経済指標の発表が予定されており、注意が必要だろう。
経済指標は、国内では15日に日銀支店長会議、10月の地域経済報告(さくらレポート)などが予定されている。
海外では、15日に中国の9月の消費者物価指数、16日には米国で9月の小売り売上高、米国地区連銀経済報告(ベージュブック)、17日に米国の9月住宅着工件数と9月の鉱工業生産、G20財務相・中央銀行総裁会議、19日には中国で、7~9月期GDP(国内総生産)と9月の小売り売上高、9月の鉱工業生産などが予定されている。
(鷲尾香一)