日産「撤退しない。最善の努力を尽くして頑張る」
聯合ニュース(10月7日付)「韓国ユニクロ 台風18号被災地に義援金・衣料品寄付」がこう伝える。
「カジュアル衣料品店ユニクロの韓国運営会社、エフアールエル(FRL)コリアは10月7日、台風18号の被災地復旧のため、救援団体の『希望ブリッジ全国災害救護協会』に義援金1億ウォン(約890万円)と自社の保温衣料『ヒートテック』3000着を寄付したと明らかにした。FRLコリアのペ・ウジン社長は『被害に遭われた全ての方に心からお見舞い申し上げる。皆の関心と支援で速やかに復旧が行われるよう願う』と述べた」
日韓関係が悪化して以来、メディアの取材を避けていた韓国ユニクロのトップが、初めて報道陣に姿を見せたのだった。
ところで、英紙「フィナンシャル・タイムズ」から9月6日、「韓国撤退」と報じられて以来、沈黙を守ってきた韓国日産も最近、公式コメントを発表した。「撤退しない。頑張る」というのだ。
聯合ニュース(9月30日付)「日本車不買運動の影響で販売店縮小へ 撤退は否定=韓国日産」がこう伝えている。
「韓国で続く日本製品の不買運動の影響を受け、韓国日産が販売店の縮小など構造調整を行う。同社は9月30日に発表した『韓国市場での活動に関連した韓国日産の立場』で、事業の運営を最適化しなければならない厳しい状況に直面しているとしたうえで、既存の事業運営構造を再編すると発表した」
韓国日産の8月の販売台数はわずか58台で、前年同月比87%減少、インフィニティも57台で68%減少というありさまだ。新車販売や各種サービスを行う18店舗の一部を縮小する方針だが、具体的にどの程度減らすかとか、日程などは決まっていないという。
「韓国日産は『戦略的に重要な韓国市場での活動を今後も確実に持続していく』とし、『韓国の大切な顧客のために今までと同じように最善の努力を尽くすことを改めて約束する』と強調した」
と、悲壮感をアピールしたのだった。
(福田和郎)