「管理職」意欲はあるけれど...... 家事や育児との両立困難で5割の女性が諦めた

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   女性にとって、家事や育児と仕事の両立はまだまだ難しいようだ。人材サービスのエン・ジャパンが運営する女性向け求人情報サイトの利用者らに、管理職への意欲などを聞いたところ、回答者の4割が「管理職にチャレンジしたい」意向を持っている一方で、5割の女性が仕事上でチャンレンジしたいことがあるにもかかわらず、家事や育児など家庭の理由で「諦めた」経験があることがわかった。2019年10月2日の発表。

  • 家事、育児で「チャレンジ」諦める女性が少なくない
    家事、育児で「チャレンジ」諦める女性が少なくない
  • 家事、育児で「チャレンジ」諦める女性が少なくない

「諦めた」女性は年齢が上がるほど増加

   アンケートによると、「機会があれば管理職にチャレンジしたいか?」の問いに、42%が「チャレンジしたい」と回答。年代別でみると、若い世代ほど前向きで、20代では47%が意欲をみせた。30代で44%、40代以上は39%だった。また全体の3%が「すでに管理職に就いている」と表明。40代以上は4%だった。

   「仕事上で、チャレンジしてみたいことがあったにも関わらず、諦めた経験はありますか?」の問いには、54%が「ある」と回答。こちらは、年代別では経験が豊かなせいか、年齢が上がるほどに高い割合になった。

   諦めた経験がある人に、その理由を聞くと、1位は「自信が持てなかったから」で40%を占めた。2位には「子育てとの両立は無理だと思ったから」(26%)、3位には「家事との両立は無理だと思ったから」(21%)が続いた。

   男性の育児休暇の取得、家事分担の促進がクローズアップされている昨今だが、家庭内のこととなると女性への依存度はまだまだ高そう。「諦めた経験」を持つ回答者らからは、

「時間的な問題。朝早く行けない。子供の行事で休まないといけない」(27歳)
「時間的に、家庭との両立に無理があり、仕事を辞めることになった」(29歳)
「子供が宿題をしている間や寝た後に仕事をしようとしたが、宿題を見てあげたり、寝かしつけたりすると、なかなか時間が取れなかった」(34歳)

   などの声が寄せられた。

   なお、アンケートは「仕事でのチャレンジ」をテーマに2019年8月20日から9月16日に、正社員勤務を希望する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」で実施。312人の女性から有効回答を得た。

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