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思考と行動のリミッターを外すとは?

   人事・戦略コンサルタントの松本さんは、

「15歳のアメリカ人、ジャック・アンドレイカ君は、叔父をすい臓がんで亡くしたことで、インターネットですい臓がんについて調べました。すい臓がんの検査が1回800円ドルととても高く、既存の手法では20%のすい臓がんを見逃すことを知りました。インターネットで情報を集め、検査のアイデアを生み出すと、それをもとに提案書を作成し、すい臓がんの研究を行っている教授200人にメールを出しました」
「結果、199人に断られましたが、一人の教授が手を差し伸べてくれて、研究室を借りることができました。すると、費用は3セント(約3円)、検査時間は5分、100%に近い正確さで初期のがんを発見できる、まさに『安くて簡単で正確な新しい検査方法』を発見したのです」

そう、言います。

   どうすれば、思考や行動のリミッターを外せるようになるのでしょうか――。

   松本さんは、リミッターが外れている人と知り合いになり、実際とのように考え行動しているかを体感し、自分との違いを知ることが望ましいと解説します。

   また、身近に、リミッターが外れている人がいなくても心配いりません。最近は、ビジネスで成功した経営者がセナーや私塾を開く機会が増えているので、その人の考え方や行動に生で触れることが可能だからです。

   もしくは、お手本としたい人のものまねをする方法もあります。SHOWROOMの前田裕二さん、堀江貴文さん、サイバーエージェントの藤田晋さんなど、 あなたがお手本と考えるビジネスパーソンになりきってみることで、ふだんの自分とは違う視野を得ることができます。

   本書には、長年「人の目利き」をしてきた、松本さんならではの人間論も盛り込まれます。気軽に読めて仕事へのヒント、行動のきっかけを提供してくれる一冊です。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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