ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、日本代表が世界ランキング2位で優勝候補のアイルランド代表を破り、劇的な勝利を収めました!
アイルランドの地元紙は日本チームを「rising sons」(上昇中の息子たち)と評し、格上相手に大金星をおさめた選手たちを絶賛! 小柄な選手たちが果敢にタックルに挑む姿に、世界中のラグビーファンがグッときています。
日本代表チームは「ノリにのっている!」
ラグビー世界ランキング9位(当時)の日本チームが、これまで一度も勝ったことがないアイルランド相手に大金星! 大方の予想をくつがえす「まさか!」の展開に、海外メディアは「Shizuoka shock」(静岡ショック)を連発して、一躍「Shizuoka」が有名になりました。
「Shizuoka shock」同様、各国のメディアで目立ったのが「rising」の見出し。日本を表すときによく使われる慣用句「日いずる国」を意味する「rising sun」をもじった表現です。アイルランドの地元紙は、「sun」(太陽)を「sun」(息子)に置き換えて、粋な見出しで日本チームの健闘をたたえました。
Japan's rising sons leave Ireland under a cloud
(日本の上昇中の息子たちが、アイルランドに暗雲を垂れ込めさせた)
rising:上昇中、成長中、出世する
cloud:雲
「rising」は「rise」(昇る、上がる)の進行形で、「成長著しい」とか「運気や立場が上昇中」といった意味です。前回W杯で南アフリカチームを破った「史上最大の番狂わせ」に続く快挙に、「日本チームはノリにノっている!」というニュアンスでしょう。
他にも、「Land of Rising Sun is truly shining as rugby's biggest show」(ラグビーの大勝利で、日いずる国がまさに輝いている)と評したメディアもありました。
日本チームの活躍だけではなく、観客の暖かい応援やマナーの良さを褒め称える報道も目立ちます。まだ前半戦ですが、ラグビーW杯日本大会の評判は「rising」(上々)と言っていいでしょう。