「20代で年収1000万円」の会社はここだ! 証券・金融、コンサル、商社、マスコミ...... 各社の働き方をさぐった

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新卒で900万円、年4回ボーナスが異様に高いテレビ朝日

   大手外資系企業は、中途採⽤で優秀な⼈材を獲得するためにも、平均的な⽇系企業と⽐較をするとかなりの⾼待遇となるケースが多い。

「新卒⼊社4年⽬、1000万円。営業は毎⽉インセンティブが⼊る仕組みだ。その代わり夏冬のボーナスはない」(シスコシステムズ、男性・営業)
「29歳、1000万円プラスアルファ。ベース+パフォーマンスボーナス(チーム、個⼈)+ストック。恵まれすぎている福利厚⽣を考えると⾮常によい」(グーグル、男性・営業)
「⼊社3年⽬、26歳、1000万円。インセンティブ次第の年収なので、成績が良い年と悪い年での開きは⼤きい。ただ、若い⼈にとっては条件が⾮常にいい会社だ」(ジョンソン・エンド・ジョンソン、男性・営業)
20代で「年収1000万円」、マスコミは?
20代で「年収1000万円」、マスコミは?

   ⾼待遇で知られるマスコミは、業績が好調なところは賞与として社員に⼤きく還元されているようだ。

「給与はいい。28歳で1000万円を超えた。家族⼿当など⼿厚い。ただし、昇給は年功の占める割合が⾮常に⾼く、結果を残してもあまり変わらない」(電通、男性・営業)
「新卒で年収900万円前後。20代中頃〜後半で1000万円前後。⽉収は普通だが、ボーナスが異様に⾼額。夏は⼿取りで120万円〜150万円。冬は220万円〜250万円。それに加えて春(4⽉)と秋(10⽉)にも、数⼗万円が⽀払われる」(テレビ朝⽇、女性・総合職)
「⼊社4年⽬、1100万円。賞与は年2回。20代中盤だと、トータルで230万円程度。3⽉に特別賞与が⼀律10万円程度なので240万円〜250万円。編集系は総じて残業時間が多いので給与は多い。週刊誌だとプラス100万円ほど違う」(⼩学館、男性・漫画編集)

   IT企業などでも、20代で1000万円を⽬指せる企業が少なくない。

「新卒1年⽬、24歳、1000万円。残業がものすごく多いが、残業代は⾒込み時間45時間を除いてすべて出る。賞与は1カ⽉分」(DeNA、男性・ソーシャルゲーム事業本部)
「⼊社7年⽬、29歳、営業リーダー、850万円〜1000万円(インセンティブ含む)」(リクルートキャリア、女性・法⼈営業)
「新卒5年⽬、27歳 、1200万円。3〜8の6段階による給与制度。基本給と⽉80時間前後の残業代(平⽇60時間+休⽇24時間まで)、毎⽉の業績給。年4回のボーナス」(キーエンス、男性・営業)

   弁護⼠や会計⼠、パイロット、医師といった国家試験が必要となる職業では、専⾨性から報酬も⾼くなる。

「初年度の基本給は約1100万円+歩合によるボーナス。基本的には売上に対する歩合制度。歩合なので公平性は⾼いが、他の⼤⼿法律事務所と⽐べると、平均的な給与⽔準は⾼くないように思う。年功によるベースアップの割合はとても⼩さい」(アンダーソン・⽑利・友常法律事務所、男性・弁護⼠)
「⾮常に⾼額。新⼈で基本給1200万円+ボーナスが300万円ぐらい出たと記憶している。ほとんど福利厚⽣はない」(⻄村あさひ法律事務所、女性・弁護⼠)
「28歳、残業込みで1000万円。アシスタントマネージャーが作られたが、マネージャー以上の実質給料は低い。シニア、アシスタントマネージャー層で残業代を稼ぐモデル」(有限責任あずさ監査法⼈、男性・会計⼠)
「1000万円超。乗務の⾶⾏⼿当てが⼤きな割合を占める。だから、病気や⾝体的な理由で乗務ができなくなれば給与は⼤きく変動する。フライト時間(経験)も⼤きな評価軸の一つだ」(全⽇本空輸、男性・パイロット)
「医師3年⽬の⼊局。1300万円。⼤学病院からの給与は⽉⼿取り20万円+アルファ程度。医局の関連病院でのアルバイト、もしくは⾃分で⾒つけたアルバイトにどれだけ自分の時間を使うかによって年収が⼤きく違う」(東京⼥⼦医科⼤学病院、医師・男性)
「⼤学そのものの基本給は⾼くないが、外勤が解禁となる3年⽬以降は確実に1000万円前後に到達するのではないか。⼤学病院としては平均的」(⾃治医科⼤学、女性・医師)

(福田和郎)

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